電動バックゲージ
工作機械

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かわさきロボットサロンで曲げ加工をするときはBenderBlack30を使っています。
曲げ加工するときはアルミ板にケガキ線を引いてベンダーのパンチの先端を合わせて曲げていましたが手間が掛かると思い、バックゲージを製作することにしました。
BenderBlack30にはオプションのバックゲージがありますが、最近ステッピングモータの制御が簡単にできるSTマイクロのL6470というICを見つけたので電動式にしました。
バックゲージの機構部分は1軸ステージL150をステッピングモーターで駆動させてステージを前後に動かすだけの単純な構造にしました。
制御マイコンのArduino nanoとモータードライバはケースの中にコンパクトにまとめています。
機構・制御ともにシンプルな構成ですが実際に加工を行ってみたところ特に送り曲げが非常に楽になりました。今後は曲げ角度の調整も電気的に制御できないか考えています。
かわさきロボットサロンのBenderBlack30は普段はバックゲージ無しの単体で稼動しています。
- 使用部品
- 1軸ステージL150
板材の曲げ加工はシンプルながら作業者の腕が問われるイメージですが、この作品からはとても実用的なイメージが浮かびます。板を固定し送り動作の役目で1軸ステージを採用するのは安定した加工に繋がっていると感じました。今後の曲げ角度調整などの機能考案も楽しみです!