フォロー0

フォロワ―2

1/4 YAMAHA YZR-M1 エンジン

ホビー

  • 1/4 YAMAHA YZR-M1 エンジン
  • 設計は主にAutodeskさんのFusion360を使用。複雑な部品の配置もFusion360のおかげで破綻することなく収めることができました。
  • 左側面。展示用にシリンダヘッドは浮かせた状態にしてあります。
  • 前方。ほとんどの部品はブロック状のレジンの塊をRD300で削りだしています。
  • 後方やや下から。シリンダヘッドにはちゃんとバルブを配置。
  • スロットル周り。ファンネルはアルミ、バタフライバルブは真鍮です。
  • スプロケットは本当にチェーンがかけられるように設計。下側のタービンみたいなのはウォーターポンプです。
  • クラッチ側。 ボルト類はアルミから削り出したり、極小の六角ボルトを加工して使用。
  • エキゾーストは見栄えを優先した塗装です。実物はもっと溶接痕が目立ちます。
  • せっかく中身まで設計したので、内部部品も製作。DMMさんの3Dプリントサービスを利用して出力しました。
  • ピストン&コンロッド。ピストンピンはアルミより旋削。
  • クランクアッセンブリ。ここ最近のYAMAHAの代名詞、クロスプレーンクランクです。あの独特の排気音はここから生まれます。
  • アッパークランクケース表側。並列4気筒であの幅の細さを実現するために、カムギヤがシリンダ背面に追いやられている構造がよく分かります。
  • アッパークランクケース裏側。例にもれず逆回転エンジンなので通常の市販エンジンには見られない第4軸はここに収まります。
  • ロワークランクケース表側。内部の部品を薄皮一枚で包んだかのように駄肉をすべて削り落した、ぎりぎりの設計であるのが身にしみて実感できました。
  • ロワークランクケース裏側。オイルパンがここに接続され、オイルポンプが内蔵されます。
  • シリンダ。各ボア間はかなり接近している上、外壁との肉厚も心配なぐらい薄いです。
  • アッパークランクケースとクランクを合体した状態。
  • こっちはロワーとクランクを合体した状態。
  • ミッションアッセンブリ。各ギヤの歯形はきちんとインボリュート曲線となるよう作図しています。
  • サーキットを走るマシンは各ギヤの変更やメンテが頻繁なため、ケースを割らないでもミッションアセンブリごとずぼっと引き抜ける構造で、カセットミッションと呼びます。
  • かちっと気持ち良く収まります。
  • 合体。
木川暁仁
VIEW
2772

YAMAHAのmotoGPマシン・YZR-M1のエンジンをビッグスケールで忠実に再現

YZR-M1のエンジンを内部まで完全再現する、と意気込みましたが・・・ 各メーカーが多額の費用と威信をかけてしのぎを削るmotoGPマシン、その秘匿中の秘匿である心臓部の詳細な寸法なんて当然公開されているわけも無く、わずかな資料から計算を重ね内部構造を導き出しました。正式に公表されている排気量と最高回転数からピストンスピードを考察、ピストンスピードが分かればストロークが計算できる、ストロークが決まればボアが決まる・・・といった具合で内部の諸元を決定、1/4サイズに縮小して設計していきます。さすが世界で戦うレーシングマシン、すべての部分にて無駄が無く、計算が間違っているとたちどころにつじつまが合わなくなり苦労しましたが、本物を設計したエンジニアの葛藤をほんのわずかながらでも追体験できるという幸せな瞬間でした。

なお、この作品はツインリンク茂木で開催されたバイク模型コンテスト
「Modeler GP 2016」で最優秀賞をいただいております。他にも驚くような作品がたくさん出展されていますので、ぜひご覧になってくださいませ。

ModelerGPホームページ http://www.modelergp.com/

使用した加工機械
設計:Autodesk Fusion360       加工:KitMill RD300、3Dプリンタ(DMM.make3DPRINT)、卓上旋盤、他
使用部品
レジンキャスト(二液混合型ポリウレタン樹脂)、アルミ(5052・2017)、アクリル、他

コメント 0