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3Dプリンタと漆を組み合わせた作品「坎井の蛙」

芸術

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3Dプリンタと漆を用いた作品

周りの人に意見を合わせ、集団で行動することによって安心感を得ている私たちの目に、本当は見えるはずの個性ははたして見えているのだろうか。
個性という模様に気付くことのできない私たちは今日も蛙のように群がり、「皆と同じ」ということに安堵し、生きていく。

坎井の蛙は蛙および蛙の模様をモチーフにした作品である。
現代の技術である3Dプリンタと、伝統工芸である漆を組み合わせることにより、制作を行った。

粘土で造形した蛙を様々な角度からの写真を何枚も撮り、AUTODESK remakeを使い3Dデータ化し、プリンターで印刷した原型に漆を塗った。
漆で作品を作る場合、従来は木材や粘土などを使い手作業で原型を制作するのだが、今回は3Dプリンターを使うことによって、手作業で原型を作るよりも早く、そして正確に大量の原型を作ることができた。

蛙の模様は変わり塗技法という漆の装飾法を利用している。
この技法は原型に漆でテクスチャ(凹凸)を付けた後、何度も漆を塗り重ね、最後に研ぐことによって模様を出すという伝統技法である。
また、3Dプリンタで印刷した際に出来た層状の部分も今回はテクスチャとして利用したため、蛙の模様として活かされている部分もある。
この模様は3Dプリンタを利用したからこそできた模様であり、本作品において3Dプリンタを利用して制作した意味という点においても重要なポイントとなるだろう。

漆は一般的なイメージとして黒と赤の印象が強いと思うが、青や黄色、オレンジなど様々な色彩が存在するという点も楽しみつつ、作品を鑑賞してもらいたい。

使用した加工機械
3Dプリンター
使用部品

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