発泡スチロール製カニ型ロボット『えれくらぶ』
ロボット

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Lチカの次のステップと、ロボット制御の楽しみをお手伝いたします
電気電子工作系 製作・交流会 えれくら!では、「まわりに電子工作とかやってる人がいない」、「Lチカから先へ進めない」、「ロボットを作ってみたいけど、むずかしそう」な声から、電子工作初心者を対象にした発泡スチロール製カニ型ロボット『えれくらぶ』をつくりました。
ハンダ付けをなくし10才から参加できるよう工夫しています。
『えれくらぶ』の動きは、伏せた状態で移動する「ほふく前進」からヒントをもらいました。ほふく前進は、進む方向に左右の手を同じ強さで交互に出して進んでいきます。体を右に向くときは、右の手を動かしますし、反対に、左に向くときは、左の手を動かします。体の向きを変えるには手を出す角度を大きくしたり、小さくしたりすることで進む方向と距離を調整します。この運動を、『えれくらぶ』では2個のサーボモータで表現しました。カニ型ロボットですが前へ後ろへ歩きます。当然、左右へも歩きます。
Yamaguchi Mini Maker Faireから交流が始まった福山大学工学部情報工学科 山之上 卓先生によりFPGAによるサーボモータ制御の教材として広島大学大学院の授業にも使用いただきました。
私たち人間が普通にしている動作をプログラムへと具現化する場合、身近な動作で単純なほど、理解を深めるだけでなく、それを応用する幅が広がると考えます。
『えれくらぶ』の操作には、どこの家庭にも1つはあるテレビリモコンを使います。テレビリモコンを使う理由は、普段使っている『もの』の仕組みを知ってもらいたくて選択しました。
『えれくらぶ』づくりを通じて、身近な『もの』への興味、ロボットが歩く楽しさを体験していただければ幸いです。
電気電子工作系 製作・交流会 えれくら!では、ワークショップで使用した資料を公開しています。
https://www64.atwiki.jp/elecra296/pages/29.html
- 使用した加工機械
- レーザカッター
- 使用部品
- Arduino 、サーボモータ、赤外線センサー、赤外線リモコン